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後継ぎのことを考え始めた社長さまへ

会社の「続け方・譲り方・たたみ方」早見表

会社の今後の主な3つの道を、1枚にまとめました。登録なしでご覧いただけます。

ここに書いているのは一般的な情報です。会社ごとにどの道がよいかは、事情によって大きく変わります。決める前に、表の「主な相談先」にある専門家や公的な窓口にご相談ください。(2026年10月31日時点)

①親族や社員に継いでもらう

こんなとき
継ぎたい・継がせたい人がいる
主な流れ
  1. 後継ぎを決める
  2. 育てる・取引先や社員に引き合わせる
  3. 株式や事業用の財産を引き継ぐ
  4. 社長を交代する
期間の目安
後継ぎを育てる期間も含めて、準備に5〜10年かかるといわれます
費用の目安
株式などを引き継ぐときの贈与税・相続税。負担を軽くする国の特例(事業承継税制)があります
主な相談先
顧問の税理士、事業承継・引継ぎ支援センター(無料)、取引のある金融機関

②会社を譲る(M&A)

こんなとき
身内に後継ぎはいないが、事業や社員を残したい
主な流れ
  1. 相談先を決める
  2. 会社の値打ちを調べる
  3. 買い手を探す
  4. 条件を話し合う
  5. 買い手による会社の調査
  6. 契約・引き渡し
期間の目安
半年〜1年以上(仮置き:一般によく言われる目安。買い手が見つかるかで大きく変わります)
費用の目安
仲介会社などへの手数料(着手金・月額報酬・中間金・成功報酬など。会社によって大きく違います)
主な相談先
事業承継・引継ぎ支援センター(無料)、国の登録制度に登録したM&Aの支援機関

③会社をたたむ

こんなとき
後継ぎも買い手も見込めない、または区切りをつけたい
主な流れ
  1. 方針を決める
  2. 株主総会で解散を決める
  3. 解散の登記・債権者への知らせ(2か月以上)
  4. 財産を現金にして支払い、片付け・明け渡し
  5. 税金の申告
  6. 最後の登記
期間の目安
解散から早くても2〜3か月。準備と片付けを含めると半年〜1年(仮置き)
費用の目安
登録免許税4万1,000円(株式会社)+官報公告 約3万5,000〜4万2,000円(民間の解説記事による目安)+専門家の報酬+片付け・処分・原状回復の費用
主な相談先
税理士・司法書士。片付けや明け渡しは専門の業者。会社の財産で借入金などを払いきれない見込みなら、まず弁護士

① 親族や社員に継いでもらう

  • 早めの準備が大切です。中小企業庁の事業承継ガイドラインでは、後継ぎを育てることも考えると、準備には5〜10年ほどかかるとされています。
  • 株式や事業用の財産をどう引き継ぐか(贈与・相続・売買)で、かかる税金が変わります。税の負担を軽くする国の特例(法人版の事業承継税制の特例措置)があり、使うには前もって計画を都道府県に出す必要があります。計画の提出期限は2027年9月30日、贈与・相続の期限は2027年12月31日とされています(2026年10月31日時点。要件が細かく、期限が変わることもあるので、必ず税理士に確認してください)。
  • 借入金の社長個人の保証をどうするかは、取引のある金融機関とよく相談しましょう。
  • 社員に継いでもらう場合は、株式を買い取るお金をどうするかも話し合いが必要です。

② 会社を譲る(M&A)

  • まずは無料の公的な窓口へ。国が全国47都道府県に置いている「事業承継・引継ぎ支援センター」では、無料で相談でき、買い手探しの支援も行っています。
  • 仲介会社やアドバイザーを選ぶときは、国の「M&A支援機関登録制度」に登録しているかを確かめる方法があります。登録している会社は、国の「中小M&Aガイドライン」を守ることを宣言しています。
  • 契約の前に、手数料の決め方(最低限かかる手数料があるかどうかも)と、売り手と買い手の両方の間に立つ「仲介」か、売り手だけの味方になる「アドバイザー」かの説明を受け、書面で確かめましょう。
  • 買い手が見つかるかどうかは、会社の状況によります。見つからなかったときに備えて、③と並べて考えておく社長さまもいます。

③ 会社をたたむ

  • 会社をたたむ仕事は、法律の手続き(登記・税金・社会保険など)、人への連絡(社員・取引先・家主・金融機関)、物の片付け(機械・在庫・書類・事務所や工場の明け渡し)の3つに分かれます。
  • 債権者(会社にお金を請求できる相手)に申し出てもらう期間を2か月以上とる決まりがあるため(会社法499条)、解散から清算が終わるまで、早くても2〜3か月かかります。
  • 手続きの解説は多いのですが、機械・在庫の売り先探しや、片付け・明け渡しにも同じくらい手間がかかります。早めに一覧をつくっておくと安心です。
  • 会社の財産で借入金などを払いきれない見込みのときは、進め方が変わります。まず弁護士に相談してください。

くわしくは、次の記事でまとめています。

迷ったときに書き出しておきたい4つのこと

どの道を選ぶにしても、次の4つを紙に書き出してから相談すると、話がスムーズに進みます。

  1. 継ぎたい・継がせたい人はいるか
  2. 会社の強み(取引先・技術・設備・社員・場所など)は何か
  3. 借入金はどれくらいあり、社長個人が保証しているか
  4. 社長ご自身が、あと何年、どのくらい働きたいか

私たちについて

私たち「会社をたたむ代行サービス」(株式会社VODE)は、③の会社をたたむときに、専門家とのおつなぎから、機械・在庫の売り先探し、片付け・明け渡しまでの段取りを、窓口ひとつでお手伝いしています。

  • 登記・税金・社会保険などの法律の手続きは、専門家が担当し、社長さまと直接ご契約いただきます。
  • ①や②をご希望の場合は、国の事業承継・引継ぎ支援センターなどの公的な相談窓口をご案内します。当社はM&Aの仲介はしていません。
  • 当社による中古品の買取・委託販売は、古物商許可の取得後に始めます。

「まだ何も決めていない」という段階でも、ご相談いただけます。進め方・費用のご相談とお見積りは無料です。

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出典(2026年10月31日に確認)